実習中の医学生よ、Nexus 7はマストバイだ！！（但し白衣のポケットの横幅が134mm未満ならば）

Googleの最新OS Android 4.1を搭載した初の端末、「Nexus 7」。クアッドコアTegra 3搭載、RAM 1GB、1280×800 HDディスプレイ搭載という高スペックながら19,800円という低価格を実現したAppleへの最強の挑戦者となっています。

今回、「白衣のポケットに入れて病院実習中に医学書を参照する」という目的の為に実際にNexus 7を購入して実際に2週間程使ってみたので簡単なレビューをしてみたいと思います。

iPad（左）とNexus 7（右）の比較
Nexus 7はiPadより2回りから3回り小さいですね。

とりあえず即座に注文すべし！！―但し白衣のポケットの横幅が134mm未満なら

結論から言うとNexus 7、実習中に医学書を参照したいのならマストバイです。さすがTegra 3が搭載されているだけあってフリック動作やPDFの表示にもたつくことがありません。

Nexus 7でハリソン内科学を表示してみました。
このままでも読めますし拡大して読むことができます。

裏面もラバー加工されていてある程度のグリップ性はありますし、ポケットに入れることができるのでICU入室前など手を洗わなければならない時も邪魔になりません。

Android 4.1からの新機能、Google Nowなども搭載されており極めて魅力的な端末となっています。必要と思ったら今直ぐにでも注文するべきだと思います。
―但し白衣のポケットの横幅が134mm未満ならば。

白衣のポケットの横幅が134mm以上あるなら発売がiPad miniを待ったほうが幸せになれる

Nexus 7は非常に魅力的な端末ですがハード的には素晴らしいもののソフト的にはiOSと比べるとやはり未熟な部分が目立ちます。Nexus 7のスペックは高いのですがPDFの表示をとってみてもほぼ同等スペックであるはずのiPadに比べるとやはりかなりアラが目立ちます。

アプリもiOS用の方がやはり一日の長がありどうしても使い勝手が今一つで、なんとも痒いところに手が届かないといった感じで、PDFひとつ取り込むのにも初心者の人にとってはかなり煩雑な手順を踏まなければなりません。Nexus 7はとても便利ですがそれでも「ああ、i文庫 HDやGoodReaderが使えたらな…」と思うシチュエーションは多々有りました。

iOS用アプリの中でも傑作中の傑作、i文庫HD。

アメリカ現地時間の10月23日に発表されると噂されているiPad mini、まだ確定情報ではありませんが流出したモックモデルによると大きさは (H×W×D) 200×134×7 (mm) 程度と言われており、もし持っている白衣のポケットの横幅が134mm以上あるのならばiPad miniを待ってiOS用のアプリを使ったほうが確実に幸せになれると思います。

追記 1：Nexus 7は現在発売されている16GB版と殆ど同じ値段で32GB版が近日発売されるという噂もあるのでもう少し待ってみた方がいいかもしれませんね。

追記 2：白衣のポケットが134mm未満でiPad miniが入りそうにない場合はそもそもポケットの大きい白衣に買い換えるという斬新な解決方法もあります。